2015年7月4日土曜日

我が世は苦しい


先日、家の通信環境を変更しました。

それにともなって、いくつかモノを買ったり、契約したりと手間が発生します。
そして、色々と慧海の想定にない事も多々発生しています。

何かを得ようとする時、自分の欲望と、それにかかる費用や作業等のコストを比べます。
かなえる欲望の量より、コストが低い時、購入を決定しますが、
購入後に、少しでもコストが増えると、嫌な気分になります。

これも怨憎会苦ってことでしょうね

愛別離苦…好ましいもの(+)が離れていく(-)苦しみ
怨憎会苦…嫌なもの(-)が近づく(+)苦しみ

人は、好ましいもの(+)が近づく(+)ことと、
嫌いなもの(-)が離れていく(-) ことを喜ぶものです。

好ましいものを得たはずが、そこから嫌なものが生まれる…
得なければ生まれなかった苦悩…

慧海のすむ世は、モノを買わないと生きていけない世界です。
何かを得よう、なにかを成そうとすると、必ず嫌な事を伴ってしまいます。
作為すればするほど、苦悩が増えます。

いたしかたなし と念仏しながら、
慧海にやれることを、ただやるしかありません。

嫌だ嫌だと苦悩の炎に焼かれる慧海をみつつ、やれる事をしていくと、
状況が慧海の想定よりも好転したりします。

一人で勝手に不満を膨らましていたのだなと、あらためて気づきます。

そして、また次の些細な嫌な事に苦悩しはじめますw

欲望の真っ只中で、全てを思い通りに我張っていた頃に比べて、
こういう苦悩に過敏に反応していると思います。

慧海が感じるこの世で生きる事は、ホント苦しいことばかりです


南無阿弥陀仏