2014年5月27日火曜日

奴隷でいいんじゃない?


「お客様は神様です」

日本の商業文化を代表する言葉ですよね。

CSといって顧客満足度を高めようという事を多くの企業がやってますが、
そのCSの大家は日本の商業文化をヒントにCSを考えたらしいです。

そんな日本の商業文化は、どんどん消えていってしまうように感じます。

日本の労働というか、多くの行為は、神事と密接な関係にあるらしいです。
農耕系でも狩猟系でも、神様からの頂き物という考えがあり、神様に仕える行為だと。
だから、根本的に仕事をする事が好きな民族なんだそうですよ。

それに対しキリスト教系の文化では、労働は原罪にたいする罰だと考えるようです。
また、羊飼いな文化においては、労働者は羊と同じだそうです。
犬に追わせて、狙ったとおりの道を歩ませて、育てて、食う。
そういう文化だそうです。 偏っった意見でしょうけどねw

そういう文化の違いをグローバル化という事で統一しようとする動きもあります。
ユーロのように統一しちゃうと、各地の差が吸収できなくなって困る事になるそうですが、
なぜか統一という理想を追い続けるようです。

そういう思想に侵略されると、企業の中でも統一を始めて、結果、君主が現れます。


「あなたのお客様は誰ですか?」

こういう質問は企業内では良くきくことばです。
特に間接部門で問われると、悩む質問です。

統一化君主がいるところでは、お客様は君主様になるようです。

彼が満足するものをもっていかなければ、自分の評価が下がる…。
社畜という言葉もありますが、まさに奴隷の根性です。

ご主人様のご機嫌とって、期待に答えていれば、食事の心配はない。
安定した暮らしが奴隷にはあります。元々働くのが大好きな民族ですから、神様のためじゃなく、君主のために働く
それだけの違いなんですよ。
 セッセとはたらいて、お給料を少しでも多く、周りの人より早く偉くなって…



慧海はそういう生き方が苦しくて出来なくなってしまいました。
ホント苦しい。
もういや・・・。
おなじ仕事なら、目の前で苦しむお客様に仕える仕事がしたい・・・。
でも、ローンや、家計を考えると、奴隷以外の道を選ぶ勇気はありません。

何が正解とかはわかりません。慧海にわかろうはずもない事でしょう。
その現実から、逃げ出さず、受けていくしかないのだろうと思います。
慧海の思いが、慧海を苦しめても、唯、今を頂きながら生きるしかないのでしょう。
違う道に行くときは、そういう風になっていくものなんだと思います。

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