どうせこの世はなるようにしかなってない
慧海がどうこうしたから、どうにかなったりしてはいない
じゃ、どうこうしても一緒だから何もしない って事じゃない
どうにもならんところで、なんかして、
予想のとおりにいったらおもしろいじゃないかさ
ただそれだけの話さね
どっちに転がろうがかまわぬ話なのだよ
こっちがいいとか、こっちがわるいとかが無いわけじゃないけど
じゃ、どっち?となれば、それもどうでもよかったりする
善でもなければ悪でもない
落ち着いて見てればわかることじゃんかさ
で、なにもしないでみてもいられないから、どっちかえらばにゃならん
平社員は自分の手足しか動かせるものないからさ
じゃ、面白そうだったり、楽そうだったりするのをやりゃいい
見得とか欲とかでてきたりもするけど、そいつらは相手にしないんよ
面白いとか楽とかって事になると、自分の経験だったり考え方だったりするんで、一概にコレとは決められないんだけど、他人には難しいものが、自分には楽だったりする事も多々あるわけだわさ
本人楽でも、他人からみりゃ大変な仕事にみえるってこと
まぁ、そんな感じでのんびり楽しくすごせばいいじゃん
でもね
意識しわすれると、この体は勝手に動いてるから注意せんとね
チャリの鍵や財布をどこにしまったかわからない
飲み会の2次会でお金をいくらはらったか…そもそもはらったのかすらわからない
エアコンとめたか?給湯器とめたか?家の鍵しめたか?
これらが常にわかってりゃ、誰に何をいってるかとか、体がどういう反応してるかとか、もちろん、自分がなに考えてるかとかが常にわかってるんじゃないのかねぇ?
正解はしらんが、コレが今に気づいている ってことなんじゃないのかなぁ?
これがわかってるだけで、慧海のような凡夫は、日々が楽さ
幸不幸の起伏がきえて、1点分苦しくて 1点分幸せ みたいな感じ
頭の中が騒がしくて、日々刺激にあふれているから、退屈でもないしね
慧海には何一つできやしない
それでいて、なんとかなって、慧海がしたことになる
それもコレも、慧海の預かりしらぬこと
ただ慧海はあそんでいただけ
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