2018年1月11日木曜日

秩父の札所巡礼 7日目


今回は、車で31番と32番に行き、それぞれの奥の院までまわります。

■まずは、31番
23番と24番の間に江戸古道があり、その道を歩くのと、奥の院の往復とで
どちらが楽だろうかと検討した結果、奥の院側を選ぶことにしました。

31番札所の手前に、水子地蔵のお寺がありました。
一面、赤い風車をもったお地蔵様の石像がならんでます。
しらべてみると、1万4千余とのことですが、すごい数です。
知らなければ、赤い風車が花のようでキレイだとおもうでしょうが
これだけの親の悲しみ、想いがあつまっていると思うと怖いです。

そんなお地蔵さん群をぬけると、31番札所があります。
仁王門があり、その先は約300段の階段なので、車では登れません。
石や石像をみながら、進んでいくと、お堂があります。

お堂の横は、断崖絶壁になっており、小さな滝があります。
滝の壁面に南無阿弥陀仏と彫られています。
またその上等の壁の窪みには石仏が彫られています。

どうやって彫った?
山岳修行僧はロッククライムもしつつ、仏像彫れるんか?
空海の作ともいわれるそうですが…

そんな壁をながめてから、お参りして、御朱印いただいてから奥の院へ。
お堂の横の隙間から山道を進んでいくと、ぽつんの張り出した石の上に
奥の院のお堂があります。
小さなお堂で、その横に別のものもあり、見過ごしてしまいそうです。
奥の院よりも、畠山重忠の駒繋ぎ場の方が目を引きます。
巨石の下に石仏がおかれているところです。

秩父巡礼がきっかけで石について勉強したのですが、
小石の固まった岩肌をしてますので、礫岩かと思われます。
礫岩と砂岩は他の石よりも見分けやすい気がします。

■32番へ
31番を一通り楽しんで、32番札所へ
32番の奥の院は有名なところで、お船観音と呼ばて写真とかに載ってます。

この時は、秋海棠が見ごろで途中も、境内の中にも秋海棠が咲いてました。
本堂奥の、観音堂にお参りして、そのまま奥の院へ
岩の隙間をぬけて奥の院への山道にはいるものの、
草が生い茂っていて、道が…

え?この先行っていいの?

と心配になりつつ、草をかき分け進むと、歩けそうな道になってきました。
しばらく進むと、岩肌に足置きようのへこみがあるところや、チェーンが…
途中、チェーン使いつつ登ったところに小さなお堂がありました。
龍虎岩というもので、奥の院ではないようです。

ここは他の奥の院より難易度高いなぁ

と、思ったのは、早すぎでしたw

さらに進むと月光坂とかかれている所にきました。
坂を進むと、道がありません。
あるのは小さな水の無い渓流

これ道じゃないじゃん!

と友人Tからも突っ込みがありつつ、
渓流を上るしか先はなさそうなので、あきらめて登ることに。

しばらく上ると、人の手が入った道がでてきたので一安心。
さらに少し進むと、下山する方にすれ違いました。
奥の院まであと少しだというので、頑張って登ったところの
岩の下に小さなお堂がありました。
奥の院へはもうと少しと書かれています。

そのまま上ると…砂岩の巨石が横たわってます。
その巨石を上ると、その先は断崖絶壁
峰にチェーンがあるわけでもないので、岩の上はできるだけ登らず
山間を進んでいくと、観音像がありました。お船観音です。
船の舳先に観音像が立っている感じです。

岩肌をすすみつつ、なんとか観音様のところまできて、写真を
撮りまくっていると、そこから本堂がみえます。
本堂にもどったら、みあげてみようと思いつつ、
今度は岩の反対側にある大日如来を拝みに。
不思議と、戻りの道はそれほどこわくありません。
先に山があるか、空しかないかのちがいでしょうか?

大日如来は、チェーンで岩を上った先にあります。
観音様側で少しは慣れたかと思いましたか、ここはさらに難易度が高い。
高所恐怖症でなくとも、大日如来像のところまで行くのは至難
手すりがついてはあるものの、断崖絶壁の所をあるき、岩のてっぺんに
大日像があります。
大日如来がみている風景はなかなかにすごいものらしでした。

ここ、登るよりも、下りるのが怖い
足滑らせたり、バランス崩したりしたら、下手すると死ぬ。
風がつよくなくてよかった…

なんておもいながら、大日如来も拝んで、急ぎ下山。
奥の院でのんびりしすぎて、納経所がしまるまで、時間がなくなってました。
先に御朱印頂いておけばよかったと後悔してもしょうがない。
登りに写真はとったので、下山時はさっさと進み、無事時間までに到着。
御朱印頂いて、打ち止めです。

大日如来を拝んだ方は、大日如来の御朱印も書いてもらえるとのことで、
友人Tは大日如来の御朱印も頂いてました。

23,24の方が楽だったんじゃないかと読みの甘さを反省しつつ、
次回、23,24に行きます


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